【TOEFL iBT/GRE対策】 Vocabularyの増やし方② (私のAnkiの使い方)

2022年7月23日

 前回の記事(【TOEFL iBT/GRE対策】 Vocabularyの増やし方 (Ankiのすすめ))でご紹介したように、私はAnkiを使うことでボキャビルが苦ではなくなり、TOEFL iBTの語彙問題が得点源となりました。

 GREも、短文穴埋め問題は単語の意味が分かるか否かが重要で、意味さえ分かってしまえば比較的政界にたどり着きやすい問題が多くありました。

 このようにAnkiを通じたボキャビルは、私にとってのスコアメイクの要になっていました。

 Ankiの操作方法に関しては、ネット上にとても詳細な記事がいくつもありますし、私自身、まだよく分かってないところもあるので、その説明は割愛しますが、今回は、私がどうやってAnkiを使っていたのか、ご紹介したいと思います。

Ankiの使い方①:TOEFL英単語3800のデッキ化

 私は、まずTOEFL受験生なら誰もが知っていると思われるTOEFL英単語3800について、英単語と和訳をエクセルに落とし込み、Ankiに取り込みました。

 1日100単語ずつやって、1か月ちょっとかかりましたが、一度取り込んでしまえばあとは繰り返していくだけなので、復習がとても楽になります。

 いきなりAnkiで覚えているかどうかのチェックをするよりも、エクセルとはいえ手を動かして入力していく作業の中で頭に若干ですが入ってくる部分もありますので、この作業はご自身でやることをおすすめします。

 私は、この段階では効率も考え、シンプルに英単語と日本語、あとはタグとして3800という入力をしていきましたが、例文を入れたりするなどの工夫をすることも、記憶のしやすさを上げるという点では良いかもしれません。

 音声は、iphoneの読上機能を使うため、この段階では何も入力等しませんでした。

Ankiの使い方②:TOEFL英単語3800のインプット

 1日100単語の追加と並行して、通勤時間を使ってインプットを進めていきました。

 同書は司法修習生の頃から見ていましたが、やはり覚えられない語、他の語と混ざってしまうものなどが複数ありました。そういう単語には、関連する語や語幹、画像データを入れるなどして、記憶のための手がかりを加えるようにしました。結局は毎日繰り返していくうちに覚えてくるので、何度も繰り返しやりました。

 このインプット作業は、あえて時間をとってやるというより、通勤時間やちょっとした隙間時間などにやることをおすすめします。まとまった時間が取れるときは、読解等、時間が必要な勉強に時間を費やすべきだと思うからです。

Ankiの使い方③:出会った単語のAnki化

 TOEFLのリーディングやリスニングの問題を解いていくと、TOEFL英単語3800には載っていない英単語に出会うことが何度もあります。私は、これらの英単語も身に着けてしまおうと考え、Ankiに入れていきました。

 リーディング対策として、英語長文を読む作業は毎日やっていましたが、毎日Ankiに追加していくのは手間だったので、週末、その週に読んだ英語長文などを見返して、新規の英単語をエクセルしてまとめて追加していくようにしました。

 タグには、その英単語に出会った問題集の名前などを書き足すことで、どこで出会ったかを思い出しやすくし、記憶喚起に役立てるようにしました。

 このとき、難易度の高いと思われる単語や比較的専門的な単語であっても、私はどんどんAnkiに入れていきました。その取捨選択の判断を自分でやるよりは、いっそのことすべて覚えてしまった方が早いと思ったからです。

 そのうち、TOEFLに出てくる専門用語は、同じテーマの文章が出てくる際に、繰り返し用いられることが多いことに気が付きました。

 例えば、parchment(羊皮紙)という単語は、日本語ですら初見ではよく分からないというレベルでしたが、調べて覚えてしまったところ、TOEFLの演習をしていく上で何度か再会することがあり、その際に、羊皮紙ってあれだよな、と記憶がよみがえり、回答に至るスピードが速まった気がします。

 専門用語までカバーすることで、頻出の出題分野の知識も蓄えられるので、私は初見でも固有名詞を除いて、すべてAnkiに入れていくのが良いと思います。

Ankiの使い方④:GMAT/GRE対策

 TOEFLのスコアメイクが終わった後、GMAT/GREの対策として、まず単語を覚えることにしました。

 その際、単語集しか使わないのであれば、TOEFL英単語3800でせっかく覚えた単語は次第に忘れていってしまったでしょうが、Ankiのおかげで定期的に復習することになったので、GMAT/GREの対策をしていく際も、vocabularyは確実に、右肩上がりに増えていきました。

 GRE対策としては、MagooshのFlash Card(無料)をひととおり回して、日本語の意味を調べながらAnkiに入れていきました。

 1,000語ほどあったと思いますが、Ankiを繰り返していくうちにGREのVerbalの読解がどんどん楽になっていったのが印象的でした。TOEFL対策と同様に、演習をしていくうちに出会った新規の英単語も、週末エクセルにまとめてAnkiに入れることで、Vocabularyの数をどんどん増やしていきました。

 GREは英単語の難易度が高いと言われており、実際TOEFLよりもはるかに高度な英単語が頻出しますが、逆にAnkiを使って出会った英単語を入れていけば、GMATほどトリッキーな問題もないので、勉強時間に比例してスコアも上がっていきました。

Ankiの使い方⑤:失敗談(和英作文)

 最後に、私がAnkiの使い方で失敗したなと思うことです。

 それは、ライティング、スピーキング対策として、Duo2.0の例文を覚えてしまおうと、英単語と一緒に和英で文章をAnkiに入れたことでした。

 英単語だけであれば、暗記しているかしていないかの2択なので、復習が比較的サクサク進むのですが、日本語の文章を見て英語の文章を作るとなると、頭の中で返還する作業に時間がかかるので、サクサク感が全くなくなりました。

 そして、復習のための時間が多くなり、Ankiを1日のノルマ分進めることが面倒になって、復習がどんどんたまり、さらに面倒になるという悪循環に陥ってしまいました。

 これは、別のデッキにして別途取り組むようにすれば解決できた問題だと思いますが、私は1つのデッキにすべてを一緒に入れていたので、全体の復習スピードが落ち、新規の英単語もなかなか覚えられない状況になってしまいました。

 そこで、和英作文は途中でデッキから全て消去し、Ankiは単語の暗記にのみ使うようにしました。

まとめ

 Ankiはかなり好みのカスタマイズができるので、それぞれの好きなやり方でよいと思いますが、私は上記のやり方で、単語数を確実に増やしていくことができ、最終的にスコアメイクを達成することができました。

 ご参考になればと思います。

MBA,MBA受験

Posted by のすけ